拒食症 食事

食べて良いもの・ダメなもの、拒食症の患者特有の食事へのこだわり

私達は食事をするときに、好きな食べ物・嫌いな食べ物といった区別をつけることがありますが、食べて良いもの・ダメなものといった区別をつけることは滅多にありません。

たとえば、ダイエット中に「甘い物は食べないようにする」とか「油っこい料理は控える」とか、自ら「食べてはいけない」と決めることはありますが、極端に食べなくなることは少ないですよね。

しかし、拒食症患者の場合は、食べて良いものと食べてはダメなものが極端に区別されています。

拒食症は精神的疾患である、ということは、このような極端な考え方からも分かるかと思いますが、拒食症になると食事に対する認識に様々な異常が現れていきます。

これは拒食症患者にも過食症患者にも見られることで、摂食障害の患者特有の食事へのこだわりなのです。

では、具体的にどのようなこだわりが見られるのでしょうか。まずは拒食症患者が食べて良いと考える食事について見ていきましょう。

拒食症は主に日常的なストレス、過剰なダイエットなどが原因となっていますが、特に過剰なダイエットから拒食症を発症した場合は、食事へのこだわり方が異常になる傾向が強くあります。

ダイエットをする場合、カロリーを摂らないようにしたり、糖分を控えたりする方法を取りますが、このダイエット法を無理に続けていくと、私達の体は栄養不足になってしまいます。

いくらダイエットをするといっても、1日に必要な栄養は摂らなければ活動できませんから、ダイエット中も摂るべき栄養は摂る必要があるのです。

しかし、過剰なダイエット意識から、低カロリーの食事しかしなかったり、糖質や炭水化物を極端に摂らなかったりすることが多く見られています。

また、たんぱく質などの筋肉を作るために必要な栄養まで摂らないなど、体が栄養不足に陥る危険性があるダイエットを行っている人も多く見られます。

このようなダイエット法は大きな間違いがあり、食事から摂るべき栄養を摂らなければ、体重は減少させることができてもキレイに痩せることはできません。

さらに、このような間違ったダイエット法や食事法を続けていくことで、本人の中では「○○は食べてはいけない」「○○を食べるのは絶対にダメ」といったように、食べることを拒否する食べ物が決められていきます。

この状態が拒食症の始まりで、間違った食事法を続けていくことで食べてはいけない食べ物を避けるようになってしまうのです。

反対に、自分で「食べても良い」と判断した食べ物は継続的に食べる傾向が強く見られます。カロリーが低い食べ物などが主な例で、同じ種類の食べ物でもカロリーの低いものを選ぶ傾向があります。

こうした「カロリーが低い食事をすれば痩せる」といった誤った認識から、極端に体重が減少し、結果として拒食症を発症させてしまいます。

そのため、拒食症を改善するには、正しい食事法を正しく認識させることが非常に重要となっているのです。

このエントリーをはてなブックマークに追加