もしかして拒食症?医師が拒食症を診断する基準と拒食症診断の難しさ

食欲がない、食べたいけど食べられない、といった悩みを抱えている人は意外にもとても多いものです。

しかし、その全ての例が拒食症に当てはまるわけではありません。反対にただの食欲不振だと思っていた症状が拒食症だったという場合も考えられます。

このように拒食症を自分で診断することは難しいので、病院に行って医師の診察を受ける必要がありますが、医師にとっても拒食症の診断というのは難しいものなのです。

では、拒食症と診断される基準にはどのようなものがあるのでしょうか。まず、拒食症は体重の減少が著しく見られることが重要な診断基準となっています。

もし食欲不振であっても、体重の減少があまり見られない場合は胃腸の不調などが原因であることが考えられます。その場合は拒食症とは違った症状になりますので、内科の診察を受けることをお勧めします。

しかしその症状が長引いたり、体重が徐々に減少していくというような場合は注意が必要です。他の病気が潜んでいる場合も考えられますし、拒食症予備軍であることも考えられます。

健康状態に気を遣うことはもちろんですが、悩みやストレスを抱えすぎないようにすることが大切です。

では、拒食症であるという診断はどのような点が重要視されるのでしょうか。拒食症による体重の減少は非常に著しく、標準体重の”20%以上も減少することが診断基準となっています。

ある時期を始めとしてこの状態が三ヶ月以上続くようであれば、拒食症であることが考えられます。しかし、体重の減少だけでは拒食症の診断にはなりません。

拒食症患者は食事に対する意識が独特で、食べない時期もあればたくさん食べてしまう時期もあります。これが「過食」の時期になりますが、過食の時期になると普通の人では到底考えられない量を食べてしまいます。

その後は嘔吐したり、過剰な運動をして痩せようとしたり、異常な行動を取るようになることが特徴です。

そして体重や体型についての認識にも異常な点が見られます。自分の適正体重を誤って認識していることで極端に体重を減らしたいと思っていたり、カロリーを取ることや太ることへの恐怖心があったり、美しい体型の意義をはき違えていたり、あらゆる面で異常な認識をしていることが診断基準として挙げられます。

通常では痩せているはずの人でも、こうした認識異常から拒食症を発症してしまうことがあるので、端から見れば痩せているにもかかわらず、いつも「痩せたい」と言っているような人の場合は注意が必要です。

また、拒食症は年齢も診断基準に関係しています。特に10代020代に多いとされている拒食症ですが、その発症する年代通り30歳以下であることが診断基準となっています。

そして女性の場合は無月経になってしまうことも拒食症の診断に関わってきます。そして拒食症以外に体重が減少したり極端に痩せるような疾患を抱えていない、ということも重要な診断基準です。

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