拒食症による死亡率、精神的な疾患である拒食症から死亡するケース
現在、精神的な疾患を抱えている人は非常に多く見られています。その患者達の中には拒食症を抱えている人も決して少なくありません。う
つ病やパニック障害といった精神的疾患の症状の一つとして拒食症が発症することもあり、拒食症ではなく過食症を発症する場合もあります。
反対に拒食症や過食症といった摂食障害によってうつ状態になったり、パニック発作を起こしたりすることもあるため、何らかの精神的な疾患を抱えている場合は他の精神的疾患も併発する恐れが高くあります。
そしてこのような症状が原因となって、死に至るケースも実際に見られています。
拒食症であることが苦になって自殺してしまったケースもありますし、何より食事を摂らずに体重が減少していくことから栄養不足で死亡するケースがあるので、拒食症の死亡率は5010%にもなると言われています。
精神的疾患が原因で死亡することはあまり見られることではないので、死亡率から見ると非常に珍しい疾患であることが拒食症の特徴になります。
うつ病やパニック障害を発症しただけでは死亡することはありませんが、拒食症は発症したことで死亡に至るケースが多いのです。
拒食症を発症すると食事を摂れなくなるため、体重が激減していきます。その体重の減り方は健康的なダイエットをして体重が減少していく例とは全く異なり、標準体重の”20%まで落ちてしまうと拒食症を発症している恐れが高いとされています。
体重が30kgになった時点で入院を余儀なくされますし、25kgを切ってしまった場合は死亡する確率が一気に高くなります。
そして、拒食症は全く食事を摂らない絶食の症状が現れることもありますし、食事を摂ったとしても嘔吐を繰り返してしまったり下剤を使ったりして、食べた物をどうにか排出してしまいたいという衝動にかられることがあります。
こうした行為は自傷行為の一つでもあり、死と隣り合わせの非常に危険な行為です。
自傷行為というとリストカットなど自己を傷つける行為が思い浮かぶかと思いますが、繰り返される嘔吐や下剤を使ってまで食べたものを排出するといった行為も、自分を傷つける自傷行為であることに変わりはありません。
嘔吐や下剤を使った下痢を繰り返すことで消化器官も傷つきますし、口腔内も傷つきます。
嘔吐時に分泌される胃液によって虫歯が増える症状も見られますし、むくみの症状も現れます。女性の場合は生理が止まってしまい、無月経の状態になることも珍しくありません。女
性で生理がない状態は非常に危険ですし、拒食症を発症する年齢が10代020代と若年層であることから、成長期に正常な生理がないことが原因で成人後の健康にも大きな影響を及ぼします。
拒食症は発症するだけで死亡の危険性があることはもちろん、他にも様々な症状が併発してしまう危険な病気です。少しでも異常な点が見られる場合は、精神科や心療内科の医師の診断を受けてください。