拒食症 過食症

食べ過ぎは過食症?勘違いされやすい過食症の症状、拒食症との違い

皆さんは「拒食症」と「過食症」にどんなイメージを持っているでしょうか?拒食症は「食べることを拒む」という文字から判断できるように、食事が摂れなくなる症状であることをイメージできるかと思いますが、過食症のイメージはどうでしょうか。

過食、というと食べ過ぎるということになりますが、過食症は決してただの食べ過ぎが原因でなる病気ではありません。

私達には時折「食べ過ぎてしまった」と思うことがありますが、この症状はただの「食べ過ぎ」で「過食症」の症状ではありません。

過食症は拒食症の延長上でなることがほとんどで、拒食症と同様に精神的なストレスや悩みから発症する精神的疾患なのです。

ただ食べ過ぎてしまうことを過食症だと思っている人もいますが、その症状は過食症の症状ではありませんので注意しておきましょう。

では、過食症の症状はどのようなものなのでしょうか?拒食症は食事が摂れなくなり、体重が減少していくという症状が主に見られ、拒食症という病名からもわかりやすいかと思いますが、過食症は少しイメージしづらいところがあります。

拒食症が体重が減少するなら、過食症は反対に極端に体重が増えてしまうのではないか?と思われるかもしれませんが、過食症の症状ではそのようなことはありません。

たくさん食べているのにどうして?と疑問が出てくることかと思いますが、過食症はただたくさん食べるだけの症状が現れるわけではありません。

過食症は、いくらたくさん食べたとしても食べたものを嘔吐してしまうので、食べたものが栄養になることがないのです。つまり、たくさん食べて嘔吐する、という行為を繰り返してしまうのが過食症なのです。

こうした過食症の症状は、拒食症の回復期にあたる時期によく見られます。拒食の時期は食事を摂ることができませんが、徐々に拒食の症状が回復していき、食事が摂れるようになっていきます。

食事が摂れるようになったのならもう安心だ、と思われるかもしれませんが、この時期に過食の症状が現れやすくなるのです。回復期に食事を摂れるようにはなるものの、一度にたくさんの食べ物を食べるようになります。

しかし「食べ過ぎた」と認識することから、その代償として嘔吐をしたり、絶食をしたり、下剤を使ったり、過剰な運動をして痩せようとしたりと、異常な行動に走ってしまうのです。

そのため過食をしても太るようなことはなく、反対に拒食症の症状と同様にガリガリに痩せてしまうのです。過食症の症状は拒食症の回復期にも見られますが、うつ病などの精神的疾患を抱えている患者にもよく見られます。

また、職業柄、体重管理を行わなければならないモデルやスポーツ選手などにもよく見られる症状となっているため、過食症に悩んでいる人は意外にも多くいるのです。

しかし、拒食症も過食症も治療を行うことで克服していくことができます。まずは一人で悩まず家族や友人に相談してみましょう。

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